最近のパワハラ問題を見て考えたこと。人間ってそんなもん
最近ニュースになっている女子の体操協会パワハラ問題。
ニュースを見ていた時のに心に残ったコメント。
「この人たちだけの問題ではない。個人を叩いても解決しない。
構造の問題。この人たちをただ排除してもまた次が現れる。」
ただこういう問題が表に出るようになったのはいい流れだと思う。
こういうことを告白するには相当な覚悟がいるはずだ。
人はなぜ権力を持つと変わってしまうのか。
そんなことを考えていたら、最近読んだ「チーズはどこへ消えた?」という本を思い出した。
意味不明なタイトルだが、帯の煽りに釣られて読んでみたらすごくいい本だった。見ると人生観が変わるかもしれない。
ここでAmazonリンク…などは貼らないが、だいたい本屋に置いてあると思うので気づいた時に立ち読みでもしてみてほしい。そんなもんでいい。
薄めの本で文字も少なくわかりやすい物語になっており、俺のような読書の習慣のない人でも読みやすいだろう。
その本の言葉を少しだけ借りると
人は一度手に入れたものに固執し、自分たちだけのものだと思い込み、変化を恐れ、破滅の道をゆく。
権力の構造って、まさにこういうことだなと。だいたい既得権益。
そうは言っても苦労して手に入れたんだから誰だってそれを守りたくもなる。
問題が表に出た権力者たちを見て、こいつらは悪い奴らだと叩くのは簡単だし叩かれるべきだとも思う。
ただ、人間というものは元々そういう素質を持っている生き物、とも思っておいたほうがいいんじゃないかな。
この人間社会そのものがそうさせているのでは。そんなふうに辿っていくと動物としての本能のような部分だろうか。
人間なんてそんなもの。
例えば、世間ではどこへいっても「自分のほうが上だ」と思いたいマウンティングのようなものに溢れている。金、年収、ブランド物、いじめ、ネットリンチ…挙げればキリがないがこれらのほとんどは無意識に、本能的にしていることだと思われる。
人間なんてそんなたいそうなものじゃなくて、自分たちは頭がいいと思ってるだけの支配者気取りの自分勝手なクソ動物じゃねーかとか思ったりする。まったくタチが悪い話じゃないか?じゃあ死ねよ、と言われても死なないが。
俺だってもちろん人間だから無意識にそういうことやってしまっているわけだ。このブログだってきっとそんなもんだ。
「俺はお前らとは違う!」なんてことだけ言いたいんじゃない。なんて綺麗事言いつつそう思っている自分もいる。
書いてるうちに話が広がってきたが、ついでじゃないがまた書いておきたいことが出てきた。
ある大学の授業でこんなことを教わった。
簡単に書くとその授業では「自分を観察する」ということをよく言っていた。授業を受けてた時はいまいちうまくできなかったが。
それからたまーにそのことを思い出して考えてみたりする。普段日記を書いてる時とか。今ここに書いていることもその延長だ。
そういう自分と向き合うことってけっこう大事なんじゃねーかなと最近思う。
話を戻すと
自分がもしその立場だったら?というのを少しだけ考えてみる。
そんな人間ばかりではないと思うが、立場が変われば自分がそうなる可能性もあるのだから。
そんなことを考えた。
なんか意見あったらコメントでも。俺だって間違えてる人間だ